5ステップで1日の行動指針をつくる方法

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「自らやるべきことを考え、行動する」
そんな理想のスタッフがいる歯科医院は
とても少ないです。

もし、あなたの歯科医院が
スタッフ教育に悩んでいるなら
5ステップで1日の行動指針をつくり、

今の院内業務を50%改善させる
方法を試してみませんか?

人は、命令されたり、いやいやこなす仕事は
やりたくないものです。

でも、やらなければならないことを
自ら考え、自らこなしていくようにする
方法があります。

 

スタッフを操り人形化しようとしていませんか?

 

「ウチのスタッフは
どうもやらされ感が強くて…」

こんな嘆きを、時々会員の先生から耳にします。

スタッフからすると、

「院長の指示や命令で義務として
やらざると得ないからしている」

といった感じで仕事をしているのが、
院長先生から見てもわかるのでしょう。

 

しかし、私はこのような声を聞くたびに
感じることがあります。

「そういった状態にしてしまったのは
院長自身ではないか?」と。

 

多くの院長は自立したスタッフを育てたい
と思っています。

一方で、自分のイメージと違う動きをしている
スタッフがいると、ついつい

「誰がそんなことをやれと言った」とか
「なんでこんなこともできないんだ」

と声を荒げてしまう。

 

要するに、
院長自身が思っていることと実行していることが
違うというところにこそ、

スタッフが自立しない組織になっている
最大の原因があるのではないでしょうか。

 

経営者の立場に立てばもちろん、
私にもその気持ちはわかります。

自分の理念やビジョンを追求しながら、
もう一方では資金繰りや思うように動いてくれない
スタッフなどの現実問題と日々格闘しなければならない。

そうした葛藤はスタッフには
おそらく想像を絶するほど過酷なものでしょう。

 

自分の理想とする歯科医院をつくりたい
という強い思いがあるからこそ、
その経営者がリーダーシップをとる医院が成長します。

 

ところが医院が成長する過程で
院長のイメージするような動きをしない
スタッフが必ず出てきます。

そういったスタッフが増えると、
院長の理想とする医院とは
少しずつかけ離れてきます。

そこで、院長のさまざまな介入が始まります。

院長からすれば、
その介入はスタッフのためを思ってのことであり、
歯科医院の業績を考えてのことです。

 

しかし、知らず知らずのうちに
スタッフの成長を抑制してしまっています。

そして、スタッフのためだと思って
院長が一生懸命にかかわることが、
自立したスタッフではなく、
むしろ操り人形のようなスタッフを作っているのです。

本来、自分のイメージどおりに動いてもらいたいというのは、
スタッフに操り人形になってほしいというのと同じです。

 

だから、意思あるスタッフは、
どうしても「やらされ感」を感じ、仕事がつまらないと
思えてきます。

実際「やらされ感」を感じながらの仕事と、
自らやりたいと手を挙げてやる仕事では、
やりがいが約3倍違うというデータもあります。

 

そもそもスタッフが
あなたの歯科医院に居続ける第一の理由は、
あなたの考え方や医院の方針に共感できることに
あります。

考えや方針に共感しているスタッフであれば、
あとは自由にさせた方がいい結果につながる
ことが多くあります。

それに院長のイメージどおりにスタッフを動かすと、
院長の自己満足以外のなにものでもありません。

 

人は皆、育った環境も違えば、能力も違います。

それを自分のイメージどおりに動かそうとする
こと自体に無理があります。

それ自体、操り人形をつくることに他なりません。

たとえ院長がイメージした動きをしているとしても、
それは院長の操り人形としての動きであり、
自立した人間の動きではありません。

 

自立した人間の動きにしようとするのであれば、
院長自らが思いきって操り人形の糸を断ち切る
しかありません。

操り人形の糸を切れば、
その人間は自立しないと立てません。

その時、力を貸すのが近くにいる同僚です。

 

院長からすれば、
イライラするくらいの時間がかかる人も
いるかもしれません。

でも院長の考えや医院の方針に共感し、
自分の力で立つ努力をする人であれば、
時間がかかっても待つべきです。

自立したスタッフが育てば、
あとは院長が大きな方向性を示すだけで、
スタッフ自らが考え行動し、
結果を生み出す歯科医院になります。

 

5ステップで行動指針を明確にする方法

 

ここであなたの歯科医院でもぐにできる
簡単に1日の行動指針を立てる方法を紹介します。

 

まずは”アイビー・リー”という
アメリカの経営コンサルタントの
有名なエピソードを聞いてください。

世界最大の鉄鋼会社を訪問したアイビー・リーが、
当時の社長のチャールズ・シュワブ氏に、

「あなたの会社の能率を50%改善できる方法があります」
という提案をしたそうです。

 

その提案とは次の5ステップからなります。

 

① 朝、自分が1日にやるべき仕事を6つ紙に書き出す。

② それに番号をふる。

③ 1番目からこなしていきます。

④ 途中で終わってしまったら、
  次の日は途中で終わったものを1番目に書いて、
  同じように6つ書き出して前日のように仕事をする。

⑤ それを全社員がやる。

 

たったこれだけです。

いたってシンプルな提案でした。

 

アイビー・リーは言いました。

「3カ月やってみて、
結果が出たらそれだけの報酬をください」。

結果、その鉄鋼会社の生産性は大幅に向上し、
アイビー・リーは2万5000ドルという、
当時のフォード10台分の報酬を手にすることが
できたそうです。

 

実は、私の歯科医院でもこれに似た取り組みをしています。

毎週月曜日の朝の朝礼で今週のやるべき目標を私が2つ、
スタッフから3つ提案してもらい、
その5つに優先順位をつけます。

これを週の目標とし、1週間の行動指針とします。

結論からいうと、私の医院ではスタッフの
仕事に取り組む姿勢、企画の立て方が良くなった
と思います。

 

2つの仕事

 

仕事には2つあります。

「恒常業務」と「生産性のある仕事」です。

恒常業務は流れのまま、
こなしていく必要があります。

しかし、ここからは将来のキャッシュは
生まれないという仕事です。

生産性のある仕事は、
将来のキャッシュを生んでいくものです。

生産性があり、しかも重要事項に
優先順位をつけて実践していくのです。

 

あなたの歯科医院でも週に1度は
この作業に取り組んでみてはいかがでしょうか。

週初めに、その1週間の目標を決め、
医院全体が何をすべきかを明確にする。

これを繰り返すことで
スタッフの自立へのキッカケになることを
期待したいです。

 

まとめ

 

・人は誰でも自分の考えたように行動したい

・スタッフを育てたいなら、
  自ら考え、行動させる仕組みをつくる

・行動指針はやるべき仕事を書き出すことから

・行動指針は生産性のある仕事を意識する

・スタッフが育てば、あとは院長が大きな方向性を示すだけ

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