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歯科医院の売上は次の式で表すことができる。

売上=「患者数」×「診療単価」×「来院回数」

本書では当協会の会員がどのようにしてこれらの要素を増やし、売上を激増させたのかを紹介している。

いま歯科業界全体が非常に厳しい環境に置かれている。厚生労働省平成23年医療施設(静態・動態)調査によると、毎年1,600件の歯科医院が廃業に追い込まれているという。しかしその一方で、毎年右肩上がりに売上を激増させている歯科医院も少なくない。では、繁盛している歯科医院は、なぜ毎年売上を増やし続けることができるのか。

売上を増やすために多くの歯科医院が考えることは、「新患を増やす」「自由診療を増やす」ことの2つだ。新患を増やすには広告を出したり、ホームページを新しくするのだが、私の知る限り、この方法でうまくいっている歯科医院はほとんどない。また、自由診療を増やそうと患者さんに、その良さをアピールするのだがやはりうまくいっていない。

では、歯科医院の売上を増やすにはどうすればいいのか?答えを探すカギは、「売上とは何か?」を考えることにある。実は、歯科医院の売上をつくる要素は、「患者数」「診療単価」「来院回数」の3つがあり、この3つをかけ合わせたものが歯科医院の売上となる。

つまり、「患者数を増やすにはどうすればいいのか?」「診療単価を上げるにはどうすればいいのか?」「来院回数を増やすにはどうすればいいのか?」という問いに答えることが売上アップにつながるのだ。

本書では当協会の会員が実際にどのようにしてこれらの要素を増やし、売上を激増させたのかを紹介している。

1章では、患者数を増やすことで「納税額を前年度の4倍になった歯科医院」を紹介している。この章では、患者数とはどんな式で計算されるのかを明確にし、広告やホームページなどにお金をかけなくても増患する方法を実証した。

2章では、半年間でわずか9本しかインプラント治療を成約できなかったのが、「3カ月で41本成約できるようになった歯科医院」を紹介している。この歯科医院ではそれまで高額な自由診療を選択してもらうには、患者さんに説明して納得してもらうことだと思っていた。でも、あることに気づいてから説明しなくても容易に自費診療が決まるようになったのだ。

3章では、1日に患者数が十数人だったのが、あるツールをつかったことで「患者数を4倍にした歯科医院」を紹介している。実は、患者数が増えない歯科医院には致命的な欠点があり、それを克服することが増患のポイントだ。

ここで紹介した3つの方法はお金をかけずに簡単に取り組むことができ、実証済みの方法だ。ぜひ、あなたの歯科医院でも実践し、繁盛歯科医院の仲間入りを果たしてほしい。